任脈を使って内臓力を高める

週末は札幌でベーシック講座開催しました。 
  
6月も開催します。お楽しみに!

最近は 内臓機能が悪く 
重い病気を抱えた方の相談が増えています。

私の治療院では内臓を元気にするために
手足にある原穴とお腹に集まる募穴をつかいます。

臓腑はそれぞれ陰陽に大別され        
腑は管なのでつまりを通す事で
内臓の働きが改善されていきます。

胃腸、胆嚢、小腸、大腸、膀胱、三焦 
全てつまりを良くするために 
募穴と下合穴を組み合わせ施術します。


温熱療法を使って施術する場合は

手足の原穴や下合穴に透灸を行います

その後 手足の経絡に沿って 
動灸療法します

この場合 経絡治療では 
補瀉をみますが

経絡の流れの向きに沿って撫でるのが補     
この場合は内臓を主に滋養する際に使います

反対に経絡の流れに逆らって撫でる場合は瀉   
この場合は内臓のつまりや逆気
(吐き気や呑酸。漏れや下痢など)で使います。

最初はなかなか判断できない場合は       
受けている人に聴いてみるのが1番確実です。

どちらに動かした時が気持ちいいのか? 
聴くと間違いありません。

次に募穴を透灸します。 
新温灸器であれば【40】 
バイブレーションモード(ー)で熱を身体の中まで通します。
 (※洋服の上から行う際には【60】でも可)


これで終わりではありません。 
臓腑の病はカラダの中心を走る
任脈がバックアップしています。

【陰経の海】と呼ばれ 
肝、心、脾、肺、腎の五臓を
調節しています。

また腑は口から始まり肛門、膀胱まで繋がっている管(通り道)
なので、同じく任脈は大事なルートになります。

必ず内臓調節に際しては任脈を使います。

合わせて経絡治療で陰陽のバランスを
整えるためには 

背中側の督脈を先に調節してから
任脈を最後に施術します。

督脈にも各臓腑の兪穴があるので
弱っている経穴に透灸。 

次に動灸か置灸を使い背骨の督
脈を流して気を通します。

最後は任脈。 
任脈では動灸は使いません。   
なるべく短時間で刺激を加えたいので      
置灸【40】or【20】で1秒間隔でズラす

もしくは 洋服を着ている上から行うのであれば
【60】(ー)バイブレーションモードで2振動。

1番下の【中極】から【関元】。 
【気海】から【神闕】。
【中脘】から【巨闕】。      
さらには【膻中】から【天突】まで。

行うと つまりや息苦しさ。嚥下も楽になります。

こうした施術が評判を呼んでいます。 
     
ゴールデンウィークの休みを利用して
遠方からもわざわざ予約していただける方もいます。

是非みなさんもお試しください。

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