今年は北海道では珍しい「痰湿阻滞」の相談が増えている


今年は連日暑い日が続き
体調管理も大変です

私の院にも
体が重い、眠れない、お腹が貼る
足がむくむ、耳鳴りやめまい
咳や痰、下痢、髪のツヤ不足
足がツルといった相談がきます

これまで北海道の夏では
湿気を感じる事はあまりありませんでしたが
今年ほど 湿気がうざいと思った
年はありません


様々な不調の影には
こうした「湿」が体に溜まり
東洋医学では「痰湿阻滞」(たんしつそたい)
という証が起こっている場合があります

体内に余分な水分がたまることで
血行が悪くなり、血圧が高くなる。

随伴症状:身体が重だるい、頭重、
むくみ、めまい、食欲不振、胸苦しい、
軟便など。

多くは飲食の不摂生により、
胃腸の働きが衰えて水分代謝が滞っています。

舌に苔がのり
中には黄色になっている方は要注意

先日相談に来た方も
どこかにぶつけた訳でもないのに
青痣が発生

最初は瘀血も疑いましたが
頭痛、腹部の張り、まぶたが重い

体がだるい、足の浮腫で

これは痰湿が阻滞したため
血液の循環不良が起こり

内出血を誘発していると考え
セラピーをしました

こうした症状には
湿熱を使った 内側の水分を
引き揚げます

お腹に置灸をして
右回りに回して
皮膚を引っ張り上げます

腹部の1箇所が10円玉ほどに冷えている
「章門」周辺(脾の募穴)

また背中の中心
脊中、中枢、筋縮、至陽あたり

脊柱起立筋を超えて

肋間をくまなく触診して
冷えている部分や
ブヨブヨと水が滞留している場所を
見つけて

動灸をかけます

施術後
足の浮腫が和らぎ
心持ち青痣の色も紫から赤に変色

お腹の張りもなくなり

まぶたのたるみが改善しました

湿気の害は私たちの健康にも大敵です

みなさんも気を付けましょう!

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