目のかゆみに巨厥兪を使う

乾燥する冬場は
目の乾き や
かゆみを訴える方がいます

東洋医学では
涙の不足は津液不足が影響あり
と推測されますが

それにアレルギーなどが
関わってくると
症状は複雑になります

ドライアイなどによく使う
ツボは脾経の陰陵泉です

脾経の合水穴で
潤いを与えてくれます

しかし流派によっては
水穴を温灸などで温める事は
あまり良くないので

指圧や針などの方がベターという
考え方もあります

またアレルギー性の目のかゆみには
奇穴ですが

巨厥兪がおすすめです

背骨上にあり
胸椎4番と5番の間にあります

探し方は肩甲骨の上に
肩甲棘という隆起があり
左右の肩甲棘を結んだ場所が

胸椎3番目なので
その一つしたになります

 

透熱灸や旋捻法を使い
ツボを刺激します

私のクライアントで
目のかゆみや
ネバネバした目ヤニが出ていたのが
改善した方もいます

ぜひ目のかゆみで悩む方は
お試しください

 

動灸温熱療法だから出来る「頭部セラピー」

頭痛やめまい
耳鳴りなど

頭部の血流障害や
循環障害によって起こる
不調は多岐に渡ります

ひどい場合は
脳血管障害が発生し
生命の危機にもさらされます

またメンタル・ストレスが続くと
脳は消耗し、それによって
様々な精神疾患につながります

治療院にお見えになる方の中にも
こうしたストレスが背景にあって

不定愁訴が発生しているケースも
あるので、それを和らげる方法が
あればいいですよね?

動灸温熱療法は
頭部のお灸セラピーを可能にし
ツボや経絡を使って

心身の健康を取り戻す
サポートをする事ができます

頭部にお灸を据えるのは
熱量の管理や温度調整が難しく
火傷のリスクもあるので

なかなか難しいです

しかし遠赤外線温熱を使用した
動灸温熱療法であれば

一定の温度を保ち
頭皮の上からも安全に施術を
行う事ができます

また熱に敏感な方であれば
カバーをはめて当てる事で
熱刺激をコントロールする事ができます

頭部鍼灸はWHOの国際標準頭鍼額区
が定められており

そのエリアで反射点が
全身に繋がり

頭針で刺激する療法もあります

また解剖学的にも脳の器質エリアに
よって体のどの部分をコントロール
しているのか?

知るだけでも面白いです

ペンフィールドの図解などは
臨床でも参考になります

 

臨床では耳の周辺にある
胆経を使って片頭痛や
耳の治療をします

こめかみにある曲鬢
そこから斜め上につながるエリア
を動灸で刺激します

また髪の生え際にある
エリアは鼻や目にも繋がり
刺激する事で様々な悩みに
対処ができます

頭頂部の百会
頭鍼セラピーでも大事な
ポイントになります

自律神経の調整に有効で
交感神経副交感神経
バランスを整える事ができます

動灸器の最大の魅力であります
スイッチONで【振動熱】が起こせる
ので、瀉法が可能です

つまり交感神経優位の方には
こちらのモードを使い
頭部で熱を「響かせ」ます

過去には脳梗塞で手足に麻痺が
残る方へ「頭部温熱セラピー」を
行い 百会への「瀉法」「響き」で

麻痺していた手足が
動くようになった方もいます

また運動器のトラブル
目の問題などは後頭部を使い
施術します

私の「頭部セラピー」は
動灸温熱器でしか出来ない

施術法で
プロの方にも喜ばれています

ぜひ上級講座の受講
お待ちしております

瘀血を改善するためのビワの葉動灸温熱療法

季節の変わり目です

体調管理にはくれぐれも気をつけてください

不摂生や夜更かしが続くと
体が重くなり、肩こりや不眠
足の浮腫、頭痛などが発生します

いわゆる瘀血症状が起こると
体に様々な不調が発生します

先日当院へ相談に来た女性

肩こりがひどく
夜間になると首の痛みがひどくなります

腹診で左の鼠径部の張りがあり
さらに舌を見せてもらうと

出ました瘀血の確定要因のひとつ
舌下静脈が浮き出ています

瘀血がひどくなると血液がドロドロになり
血栓ができてやがて血管でつまり
様々な病気の原因になります

また汚れた血液はやがて発熱し
炎症や青痣、刺痛、固定痛を
つくります

この女性が訴える夜間痛や
肩こりの固定痛は

こうした瘀血から発症している事が
考えられました

瘀血を改善するためには
生活習慣を改善し、血液をきれいにする
食べ物や漢方薬を使うことも有効ですが

即効性をもとめるのであれば
施術を受ける事で症状が劇的
変化いたします

まずは濁った血液の循環を良くするために
動灸温熱療法で四肢の皮膚を軽擦することで
血液の循環を促します

特に膝の内側側には
下肢の静脈(代伏在静脈)や
リンパ管が走行しています

ここを刺激する事で
血液の還流を促進し
瘀血の症状を早期に改善します

特に私がお勧めするのは
築賓(ちくひん)
のツボです

足の内側にあり
体の毒を軽減するツボです

その下にある三陰交
血液を循環されるツボです

脛の骨に近接するツボです
動灸温熱療法では

その骨に沿うように
動灸で軽擦する事で
皮膚の褐色が変化し

瘀血の時には赤紫に変色し
濁った血液を浮き出させます

また人にセラピーをやってあげる場合には

背中にある膈兪(かくゆ)
のツボを使用します

血液を健康にするツボで
旋回しながら左右のツボを刺激すると

お腹側の内臓まで響き

体の調整が良くなります

 

女性にもこうしたツボを動灸温熱療法で刺激を
したところ、すっかり症状は改善され

とても喜んでくれました。

3日後には肩こり、頭痛、夜間痛が消えました

また生理の出血が変化して
本人もとても驚いていました

ビワの葉動灸温熱療法の力です

【セラピーで使用したツボ】
・足動灸(築賓、三陰交、血海など)
・脊柱動灸(脾兪、肝兪。膈兪)
・腕動灸(曲池、内関、神門)
・首筋、頭頂部(百会、天柱、風池、大椎)刺激
・腹部(天枢、衝門など)

 

 

ビワの葉動灸温熱療法で視力回復の体験談

30代男性から視力低下の相談を受けました

ここ数ヶ月 目がかすみ
運転中も「道路標識」が
見えずくなっています

病院の点眼薬や
市販の「めぐりずむ」などを
使い 誤魔化していましたが
症状は変わりません

当院で「目の温灸」を
希望されて来ました

眼精疲労の原因は
目の「筋肉」「神経」の酷使が原因

ビワのエキス成分
「ビタミンB17」「複合ポリフェノール」
といった成分

遠赤外線による温熱療法で
「血行」を促進します

後頭部の目のエリア

頭頂部や「目窓」(胆経)を
温灸器で刺激して

目の健康を増進させます

20分ほどのセラピーでしたが

施術前には両眼とも0.6だった視力が
1.0まで回復!

本人も「視界が明るい!」
「クリアになった」

その効果を実感

「ビワの葉温灸」は「目のセラピー」に
最適です!

ぜひお使いの方も
毎日実践してください

鼻水・鼻詰まりへの対処法

春は埃やチリが浮遊しており
花粉症で悩む方だけでなく

鼻水や鼻詰まりで悩む方が
良く相談にきます

動灸温熱器を使用して
鼻のトラブルを解決するためには
「自律神経反射」を介して施術するの
が有効です

動灸を使って鼻によいツボを刺激
すると、鼻水は止まります

なぜなら 自律神経の興奮作用で
温めると交感神経が優位になるので
鼻が詰まるように働きます

反対に鼻が詰まる人には
鼻周辺を冷やすことをお勧めします
(アイスノンなどを使用する)

冷やすことで副交感神経が働き
鼻の詰まりが解消します
(冷たい風に当たると鼻水が出るのも
同じ原理です)

また施術する時の体位でも
変化します

右肩を下にして寝ると
圧迫を受けた側が
発汗 減少
皮膚温 低下
血圧 下降
鼻粘膜 血管拡張(鼻水)

つまり右の鼻が詰まる方には
右肩を下にした状態で施術を
すると、鼻詰まりは改善しやすいです

鼻のツボは
鼻周辺そして首や手に存在します

ぜひお試しください


迎香のツボ      印堂のツボ


風池のツボ     合谷のツボ

子宮筋腫の重痛が解放した女性

前回こちらで紹介したリンパ浮腫の体験と

同じく

鼠蹊部の動灸と合わせて

下肢内側を施術した事で痛みから解放された

体験談をご紹介します

札幌在住の40代女性

数年前に子宮筋腫が見つかり

定期的に病院で診てもらいました

私の治療室を訪れた時には

股関節の痛みと脚のシビレを相談にきました

詳しく検査をする前に

問診時に子宮筋腫の話が出たので

ピーんときました

鼠蹊部には血管裂孔と神経が通る鼠径管が

存在します。

さらには下肢の筋肉が伸びる筋裂孔もあるので

とても大事な部分です

股関節の痛みと感じていた症状も

じつは下半身に続く神経の圧迫が原因で

その神経圧迫には筋腫の肥大も関係あります

前回紹介した衝門穴を中心に

鼠蹊部の動灸 治療穴の円振灸(上級講座テクニック)を使い

骨盤内腔臓器への血流を促進させます

鼠蹊部には 胆経絡。脾経絡。胃経絡。

肝経絡。任脈が集まる場所で

ここを動灸で刺激する事で

それぞれの経絡に関連した反応が起こる

部分です。

例えば胃、脾経絡が流中する

鎖骨下では

圧痛が消えたり 肩の高さが揃う反応が

起こります

また婦人科疾患に対するセラピーには

内腿を走る流中を使います

最近のトレンドは

箕門穴で

ここを旋捻灸で刺激

その後 内腿を膝から恥骨に向けて動灸

ここを刺激する事で骨盤内腔臓器の血流を

促進させ 神経の促通にも繋がります

相談に来た女性も20分ほどの施術後

痛みが和らぎ 喜んでお帰り頂きました

箕門穴は 婦人科だけでなく

膀胱の不調にも使えます

ぜひお試しください。

リンパ浮腫の体験談

年末にお一人の女性が相談にきました

乳がんの術後 左足が腫れ

リンパ浮腫が発生していました

病院に相談に行きましたが
こちらでは治すことはできない
自然に引くのを待つしかない
と言われていました

こうした症状は結構多く
手技ではリンパドレナージュなどが
提供されており

良い結果を得ている方もいます

動灸温熱療法でも
リンパ循環を目的とした
施術方法があります

リンパ浮腫に対して
私は腎経絡と大絡を使って施術を
しています。

横向きに寝てもらい
下になった方の膝を曲げてもらい
内股に動灸器を当て

鼠径部に向けて 下から上に
導引します

最後に鼠径部(衝門)に置灸して旋捻させます

腎経の終点にある兪府のツボを使い
リンパ腺に沿って動灸をかけます

 

ツボに置灸して旋撚灸5回を行います

さらに鎖骨の下縁を
内から外に向けて動灸させます

全身の基本施術を終わらせた後で
リンパを狙った施術を行います

 

相談に来られた女性も3回の施術後

手足の浮腫が良くなり
症状が解消しました

ぜひこうした悩みを抱えている方が
いましたらお試しください

 

11月23日ツボ健康法オンライン講座開催

11月23日(祝日)に
ツボを使って健康を予防する方法を学ぶ勉強会を
オンラインで講座を開催します

「ツボペンシル」「王不留行シール」「火の出ないお灸」
を使用してセルフケアをします

また皆様が 悩んでいる 相談の多い病気や不定愁訴の
予防をするためのツボを教えます

ぜひ興味のある方はお気軽にご参加ください

11月23日(水)10時〜12時
参加費:3800円
参加特典:ツボペンシル、王不留行シール、火の出ないお灸を
プレゼントします!

参加申込:ご予約フォーム→

腎が弱っている時には温めるのはダメ?有効?

先日 青森県内で鍼灸院を開業している方が
動灸温熱療法のエキスパートコースを受講
されました

技術研修の時に
先生が所属されている会では
「腎」が弱っている時には
温めると「陰液」をやいてしまうので
良くない

と教わっている

どうです?

質問を受けました

もちろん東洋医学では
「腎」は陰の本なので
温熱を加える事で

陰の要素が落ちてしまうという
理論が成り立つのもうなづけます

しかし臨床の現場では
実際の腎を温補する事で
体調がすこぶる良くなった方も
たくさんいます

当院には現在「腎不全」「透析患者」さんが
来ていますが

積極的 体の温熱を入れる時もあります

例えば「湧泉」は腎経絡の井穴
いわばエネルギーが発散される部分です
ここを温める事で元気が倍増し

体が元気になります

また「命門」などは「腎を強化するツボ」

として有名です。

ここを温める事で、体の疲れが緩和したり
むくみなどにも良い反応が起こります

また最近私がよくやるのが
「京門」(腎の募穴)に動灸器を当て

左右に揺らす 上下に揺らす
「揺灸」(きょうきゅう)がおすすめです

IMG-6599

孫絡や大絡の理論を使用し
そこを走る経絡(おもに胆経絡)を
またぐように交互に刺激します

前後の脈略(督脈、任脈)と合わせて
使用する事で臓腑や陰陽のバランスを整えます

また腎の陰液が不足して起こる
虚熱症状の代表が「五心煩熱」です。

手足のほてり 顔を中心に熱が起こります

こうした方には「瀉」法を主に使って
熱を取り去るのが有効だとされていますが

動灸器であえて手足の火照り部分を温める方法を
したケースもあります

先ほどの「湧泉」と「労宮」(手のひらのツボ)
を使用して、症状がピタッと治ったケースも
あります

 

虚熱なので、真熱を加えて
体の陰陽のバランスを整える効果が有効な
場合もあるのです。

プロの先生が最近は良くセミナー受講できます

私自身も勉強になることが
いっぱいあるので嬉しいです

ぜひ上級コースの実技編は
札幌までお越しください

 

お知らせ

残り4名で定員になります!
10月11日 10時〜12時

オンライン講座
【ビワの葉温灸健康法&ツボ療法】

日本最古の民間療法ビワの葉健康法
その効果とやり方を学んでもらいます

昨年1年間でも主要な大学でも研究され
その効果が話題を呼んでいます

鹿児島大学、長崎大学
岡山大学、高知大学

抗がん作用や糖尿病に著効があることが
証明されました!

そうした最新情報も紹介します

これまでわかっているビワの薬効は

・抗がん作用
・血液浄化作用
・鎮痛作用
・抗菌作用

ビワの葉は
葉のみでなく、種。エキス。など余すことなく
健康法として応用が可能です

「ビワの葉健康法」
・お茶として飲む
・入浴するときに入れる
・葉を患部に貼る
・エキス(葉をアルコール抽出)を使う

それらを使うことで ご家族の健康予防増進に
効果があります。

ぜひ皆様もその効果を体験してみませんか?

当院でも23年前からビワの葉温灸療法を
施術に導入しており、難治の病気で悩む多くの
方を救ってきました。

毎年秋になると その年の新葉が手に入ります
この葉をみなさんに進展します。
そしてその葉を使って様々な方法で
不調を快方して頂きたいと思っています。

今年も勉強会を開催します=
お友達、ご家族みなさんでご参加頂きたいと
思います。

今回はさらに新しい内容として
ツボ健康法もご紹介します

自宅で病気を予防するツボの押し方
足首や手首周辺にあるツボを押すと
関節や筋肉の動きが一瞬で良くなります

何度かご参加して頂いている方にも
満足いただける内容になっています

この機会にお友達、ご家族と一緒に
ご参加してください

ご予約お待ちしております

【当日の内容】
・ビワの葉療法の歴史
・ビワの葉成分
・ビワの葉健康法4大特徴
・病気に対する科学的データー
・ビワの葉健康法の使い方
・ビワの葉温灸を体験してみよう
・ツボ健康法
・近眼、老眼、眼精疲労を予防する方法
・アレルギー性鼻炎、アトピーの予防法
・内臓の不調を快方するビワの葉お腹温灸法
・肩こり、腰痛、ひざ痛予防法
・質疑応答

ビワの葉講座セミナー動画

今回講座参加者に
特別なプレゼントをご用意しております

総額6千円分
・ビワエキス
・ビワの葉
・ビワ茶

限定20名です お早めにご予約どうぞ!

セミナー申し込み→

足のむくみに「金門」穴

北海道も連日夏日が続いております

来週は関東に出張で行きますが
連日35度の酷暑

体調管理は大丈夫でしょうか?

頭がボォーとする時や
体調が優れない時には
長時間の温灸は逆効果です

自分の体と相談して
セラピーをするかどうか決めてください

気温が高い日には

全身の動灸をする代わりに
手足のツボを短時間で刺激する
やり方が有効です。

手のひらの「労宮」

足裏の「湧泉」「失眠」

ビワエキスシートを貼って
汗腺が集中する部分からエキスを吸収させます

また湿気が多いと
手足のむくみが起こる方がいます

特に女性に多いでしょうか?

そんな時にオススメなのが
足の外側にある「金門」穴です

この場所は膀胱経の郄穴です。

急性の症状に有効なツボです
「膀胱炎」や「尿道結石」などの
痛みにもオススメのツボです。

「金門」穴は 陽維脈の始まりでもあります
諸陽の会に起こり、足から頭までの
陽経を繋ぎます。

エネルギーの道筋でもあります

この部分を刺激すると
頭部がスッキリしたり
風邪の予防にも有効です。

また膀胱が元気になり
身体の中に溜まった余分な水分を体外に放出するので
足のむくみがたちどころに良くなります

ぜひ 夏の体調管理にもお使いください