動灸療法で糖尿病の方にセラピーを行う時の注意点

日本人の6人にひとりが罹患しているいわれる
糖尿病

予備軍を合わせると2000万人を超えると言われています

最近は若年層での発症も言われており

遺伝性だけなく 生活習慣の問題が指摘されています

糖尿病は 東洋医学で 「消渇」といわれております
咽喉が渇いて水を欲しがり、水を大 量に服用するが尿量が少ない症状)

糖尿病の症状には
多尿、多飲、疲れやすい、多食、体重減少、便 秘、目の乾きなどが
あるため  脾の運化作用を高めることが施術の対象になります

 

動灸温熱療法では 脾の原穴の他
背部兪穴を主に使います

膈兪(血会といわれ、血液の病気に有効)
肝兪(肝の生理作用である蔵血の働きを高めます)
脾兪(脾の兪穴で、臓の働きを高めます)

また臨床で効果があったのは
左の背中から脇腹。
そして肋間にかけて動灸します

ここは膵臓がある位置です

膵臓は腹膜後臓器です
ここに直接熱を与えて
内臓に血流を集めることで

臓器の働きが活発になり
インスリン分泌にも影響を与えます

また同様のやり方で右側の背部から脇腹に
動灸をすると 脾臓に直接熱を集めることができます

過去には動灸セラピーを毎日継続した結果
ヘモグロビンA1cが3ヶ月で正常値になった方もいますよ

糖尿病の方は 注意が必要です。

糖尿病の三大合併症は
網膜症、腎症、神経症です

特に糖尿病神経症は
感覚が麻痺するため 動灸の熱を感じる事ができなくなります

セルフケアも
人にセラピーを行う際にも 熱の伝導には注意しましょう

1カ所 2〜3秒で動かすようにして
長い時間 同じ場所への透熱はやめましょう。

セラピーは
セルフケアに とても有効なので 注意事項を守り
安全安心な施術を心がけてくださいね!

 

 

 

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